電気がなかった時代は、行灯(あんどん)のような床置き照明をよく使っていたと思いますが、
最近は和室でも天井照明を設置しているのが一般的なので、
行灯をあまり使わないかもしれません。
むしろ、飲食店をはじめとするお店でよく見かけますね。
行灯にはいろいろなデザインがあるようなので、
違うタイプの物をちょっとずつでも作っていけばと考え中です。
『 ミニチュアの行灯 (作り方-1) 』
(制作過程)
行灯は、本体が結構小型なので、作るのがややこしそうです。
あらかじめ下絵を描いておきます。
(下絵では格子が細かいですが、作業がやりにくいので、
一面4マスの格子に変更しました。)
基本的には木の棒を使います。
格子の部分は余っている角形の爪楊枝を使います。
下絵をもとに、土台の部分を切り出します。
支柱を取り付ける部分に、細めのピンバイスで穴を開けます。
ボンドを使って、支柱に爪楊枝を接着します。
下絵をもとに支柱を切ります。
本体の枠を組立てていきます。
まずは支柱の上の部材から取り付けます。
ちょっと作業しにくいですが、少しずつ部材を接着していきます。
外枠が出来ました。
外枠が出来たら、内側の格子を作っていきます。
なんとか格子が出来ました。
持ち手になる部材を削り出します。
持ち手を取り付けます。
ボンドが乾いたら、全体をヤスリなどで整えておきます。
アクリル絵の具で塗装します。
塗装が済んだら、和紙を貼っていきます。
(今回は障子紙のあまりを使いました。)
下絵や現物をもとに、和紙を切り出します。
爪楊枝を使って、本体の内側にボンドをつけていきます。
ちょっと作業しにくいですが、少しずつ紙を貼っていきます。
ボンドを乾燥させて完了です!
(注意)
木の棒で格子組を作る作業がちょっと煩雑なので、
もう少し簡単な方法はないかと試行錯誤してます。
次に、もう一つの方法を載せてみました。
『 ミニチュアの行灯 (作り方-2) 』
(制作過程)
もう少し簡単な作り方になります。
ボール紙を用意します。
格子の部分を作るため、下絵をもとにボール紙に下線をひきます。
カッターナイフの刃先を、できるだけ新しくしておきます。
(刃先が折れてしまっていると、ボール紙をきれいに切れません)
あらかじめ格子部分を切り抜きます。
格子部分を全部切り抜いてから、全体を切り離します。
この方が作業がやりやすいです。
格子部分を組立てていきます。
折り曲げる部分をカッターナイフで軽くなぞります。
そうすると折り曲げやすくなります。
ボンドを使って格子を組立てておきます。
(後でも構いません。)
土台と支柱を組立てる作業は、先に載せた方法と同じです。
支柱の上部に、簡単な枠組みを作っていきます。
一番上だけ枠を作ります。
支柱を逆向けにしてボンド付けすると、作業が楽です。
枠組みが出来たら、格子部分を取り付けます。
ちょっと作業がやりにくいので、慎重に取り付けます。
持ち手になる部材を削り出します。
持ち手の形を整えておきます。
持ち手を本体に接着します。
ボンドが乾いたら、ヤスリなどで形を整えておきます。
次は塗装です。
アクリル絵の具で塗装していきます。
塗装が済んだら、和紙を貼っていきます。
(この辺りの作業も、先に載せた方法と同じです)
ボンドが乾いたら完成です!
こちらの作り方の方が、少し楽ですが、
基本的に煩雑な作業であることに代わりないです。
試行錯誤が続きます!
(補足資料)
以前、大阪・天満にある 「住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館」に行った時、
小さめの行灯(あんどん)を見ました。
写真右側に写っています。
(今回のは、この行灯を参考にしました。)
住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館
http://house.sumai.city.osaka.jp/museum/frame/0_frame.html
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