次は、粘土を使った作業になります。
瓦部分には、 パジコ社の石粉粘土アーチスタフォルモを使ってます。
( http://www.padico.co.jp/products/catalogue/clay/clay15.html )
こちらは人形制作などに使われる粘土だそうで、
きめが細かく彫刻刀などによる加工もしやすいので、
粘土ものの製作には、かなりオススメです。
注意点をあげるとすれば、 乾燥させるのに時間がかかることと、
乾燥収縮が結構大きいことです。
これらさえ注意してれば扱い易いものだと思います。
この石粉粘土を薄い板状に延ばして
巾25mmほどの長細い板に切り出します。
写真のように定規を二本平行に置いて、その間に粘土を置き、
定規の上で筒を転がします。
そうすることで、簡単に厚みを均一にすることができます。
定規の厚み分の粘土板が手軽に大量生産できます。
その細長い板を屋根の下部分から上に向かって
重ね合わせていきます。
その時に粘土を指やヘラを使って成形し、
瓦一枚一枚の曲線を出しながら重ね合わせていきます。
それが終わったら数日間かけて粘土をよく乾燥させます。
粘土が乾いたら、そのままの状態でゆっくりと剥がします。
そして再度、屋根の下の方から上に向かって
ボンドで下地板に接着します。
木工ボンドをよく乾燥させて粘土パーツを下地板に固定させたら、
やわらかい粘土を用いて細かな部分の成形をします。
へらを使うと作業がしやすいですよ!
そして粘土の乾燥収縮によって生じた隙間を
粘土やモデリングペースト(成形材)で埋めます。
( http://www.bonnycolart.co.jp/liquitex/whats/index8.html )
(注意)
テクスチャジェルの「ライトモデリングペースト」
ではなく、ページ中段の「モデリングペースト」です。
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