ミニチュア家具を作っていく過程でいろいろ試行錯誤してきましたが、
いくらか気付いたこともあり、ちょっとまとめておこうと思います!
A: ミニチュアづくりには、「45度カット用ガイド」があると便利です!
B: ミニチュア家具づくりには、目盛り付きのカッティングマットが便利です!
C: カッターナイフを使って、薄いベニヤをきれいに切る
D: カッターナイフの刃先はこまめに交換する
E: ケガ防止には、使い慣れた道具
F:
(少し関連: 塗装についての注意点)
『 A: ミニチュアづくりには、「45度カット用ガイド」があると便利です! 』
ミニチュアを作るとき、
特に部屋のミニチュアを作るときのことなのですが、
天井の四隅にモールを取り付けることがあると思います。
たとえば、こんな洋風ミニチュアの天井まわりに取り付けるモール
こういった場合、材料を45度にカットしないといけない時があるのですが、
そんなときに便利な道具です。
モールを取り付けるとき、45度に切らないといけない。
角度をつけて切らなければならない時に便利なのが、
写真に写っているガイドレール(赤い四角いもの)です。
これは45度の角度をつけて材料を切断できるように、
目安となる溝がついている便利なものです。
写真のものは100均ショップ「ダイソー」のDIYコーナーで手に入れました。
普通のホームセンターでもアルミなどの金属製のものを置いていたりしますので、
探してみてください!
(類似品は結構あるようです)
ミニチュアをつくる時にも重宝します。
また、今回使ったモールのように、極端に細い木材を切るときは、
普通のノコギリでは上手く切れません。
切ったとしても、切断面が毛羽立ったりして、上手くいかないです。
そんな時に便利なのが「目の細かいノコギリ(マイクロソー)」です。
写真のはオルファ社製(カッターナイフでお馴染みの会社です)の
マイクロソーです。
【オルファ】クラフトのこ
http://www.olfa.co.jp/ja/body/detail/67.html
たしか1000円ちょっとあれば買えるものなので、
持っておくとなにかと便利ですよ(^^)
どこのホームセンターにもあるはずです。
ミニチュア作りは硬い材質の木を切ったりすることが多いですが、
これがあるときれいに作れます!
『 B: ミニチュア家具づくりには、目盛り付きのカッティングマットが便利です! 』
特に、ちょっと凝ったミニチュアのキャビネットや食器棚、
ミニチュア椅子といったものを作ろうとした時に、
とても便利なことです。
これらを作ろうとする時に特に問題になるのが、
縦横がなるべくキッチリ接着するという点です。
縦横が歪んでしまっていると、
後の作業が修正ばかり必要になって、
二度手間、三度手間になりやすくなります。
だから、はじめの段階から、
なるべくキッチリと縦横を接着したいものですね!
ここで便利なのが、
目盛り付きのカッティングマットです。
カッティングマットは、ミニチュア作りには必需品です。
たいていの商品には目盛りがついていると思いますが、
(特に1ミリ単位の目盛りがついていると、何かと便利です。
でも、以前持っていたカッティングシートには1mm目盛りが付いていたのですが、
最近の商品ではなかなか見かけません。。。)
(これは、ミニチュアハウス本棚の窓パーツの制作風景です。
やはりカッティングマットの目盛りがあると便利!)
この目盛りをガイドラインにして、縦横を接着するようにすれば、
たいした労力をかけずにキレイに接着できます。
目盛りにあわせて木工ボンドなどで接着し、
後はしばらく放置しておけば勝手にくっついていますので、
とても便利です!(^^)
太いラインに材料の端をあわせて、目盛りに合わせるようにしておけば、
接着して縦横が大きく歪むことを防げます。
この方法なら、
ベタベタにマスキングテープなどで固定して固める手間も防げますよ!
最近は、100円均一のお店でもカッティングマットが販売されていますが、
巾が15センチくらい、奥行き25センチくらいの小さなものが多いようなので、
個人的にはあまりおすすめはできません。
というのは、
あまり作業面が小さすぎると、ケガしやすいからです。
特にミニチュア制作には木材を使うことが多いと思いますが、
材質の堅い木を切る時には、
十分に注意していないと、思わぬケガをしてしまいやすくなります。
だから、作業面は十分余裕をもったものが理想ですね!
私はランチョンマットくらいの大きさのものを使ってます。
(巾が40センチくらい、奥行きが30センチくらいのもの)
これくらいのものが、一番使いやすいと思ってます。
ケガを予防するためにも、
なるべくストレスなく使える道具をそろえることは、
結構大事だと思っています。
『 C: カッターナイフを使って、薄いベニヤをきれいに切る 』
ミニチュアの家具を作る時、基本的には強度を出すために薄めのベニヤ板を使っています。
通常ならバルサの板を使うところですが、
バルサはベニヤ板に比べて価格が高いのと、強度が低いという特徴があります。
ということで、途中からベニヤ板を多用するようになりました。
ミニチュア家具用に3mmくらいの厚みベニヤを使ってます。
ミニチュア家具制作にベニヤ板を使う上で、一番注意するところは、板の切り出しです。
目の細かなのこぎり(マイクロソー)で切っても、きれいに切れないことが多いので、
カッターナイフで切るようにしてます。
かなり力が要りますし、ちょっと危ないんですが、
寸法通りにきれいに切るための苦肉の策です(^^;)
カッターの刃がすぐにボロボロになりますし、カッター本体も傷みが早いです。
切るのに慣れが要りますし、危ないのであまりオススメできませんが、
道具を使い慣れている方は、一度試してみてください!
『 D: カッターナイフの刃先はこまめに交換する 』
カッターの刃先が折れたままだったり、全体の切れ味が落ちてきたら、
なるべくこまめに交換するようにしてます。
特にミニチュア家具を作っていると、硬い木を切ることも多く、
あっという間に刃がボロボロになっていきます。
替刃の消費が激しいですが、ケガ防止優先なので、
なるべくケチらず交換するようにしてます。
『 E: ケガ防止には、使い慣れた道具 』
ミニチュア作りは、基本的に刃物を多用します。
また、特に堅い木を切る時など、材料加工に力が必要なことが多いです。
ということで、ケガすることが多いです。
私も軽めのケガ(切り傷)を時々やってしまいます、、、
一度、不注意で左手の親指をスパッと切ってしまったことがあり、
爪に刃が当たったことが幸いでしたが、結構深い傷になってしまいました。
不注意でこういうことが起こりやすいこともあって、
やっぱり使い慣れた道具を使うことがとても大事ですね。
ミニチュア作りの基本道具であるカッターナイフは、探すととてもたくさん種類があるのですが、
いつも使い慣れているオルファ社製のシンプルなカッターナイフを使うことが多いです。
そう意味もあって、あまり安い刃物とか、刃先が安定していないようなものは避けた方が良さそうです。
使い慣れているオルファ社製のシンプルなカッターナイフ
未然にケガ防止を心がけたいですね!
(また何か気付いたら、随時追加できればと思います!) |