(このページのミニチュア和家具)
・ ミニチュアの置き床(巾の大きいもの)
・ ミニチュアの置き床(巾の小さいもの)
今回は置き床を作ってみました。
置き床は、床の間の床部分がない時に置かれる、仮設の床のことです。
最近の建物ではあまり見かけないかもしれませんが、古い和風住宅なんかに見られるようです。
ちょっと狭くて床の間を設けにくいような部屋に、
釣り床とセットで用いられることが多いみたいです。
仮設の床なので、意外とデザインの自由度が高いみたい。
一見デザインがシンプルでも、けっこう凝ったものも見られます。
古い建物を見学される時など、置き床がないか探してみてください。
参考縮尺は1/10から1/12です。
『 ミニチュアの置き床(巾の大きいもの) 』
(制作過程)
置き床(床の間の床部分がない時に置かれる、仮設の床のことです。)
(寸法の数字は実寸なのでご注意を。
また模型製作用の図面を載せられればと思います。)
火鉢と同じく、今回は木部をバルサで制作。
塗装も水性ニスで着色。
意外とあっさり作れてしまい、ちょっと拍子抜け(^^;)
細い竹をつかったりして、色々なバージョンが作れそうな感じです。
他のミニチュア作家さんの作品を飾ってみる
発展形として、巾の小さなものや、ちょっと装飾的なものを作るのもいいなあと考え中。
『 ミニチュアの置き床(巾の小さいもの) 』
その後、ちょっと巾が小さめのも作ってみました!
(制作過程)
あらかじめ下絵を描いておきます。
材料を用意します。
10mm角の棒が余っていたので使いました。
あとは、柔らかめの加工しやすい5mm厚の板材です。
下絵をもとに、角棒を切り出していきます。
板も切り出していきます。
材料がそろいました。
切り口をヤスリで整えておきます。
ボンドを用いて組立てていきます。
形が出来たら、しばらく放置してボンドを乾かします。
あとはヤスリなどで形を整え、塗装をしていきます。
今回塗装に使ったのは水性ニス(オールナット色)です。
なるべく色むらが残らないように、何回か塗り重ねました。
こんな具合に完成です!
いろいろな形や大きさの置き床を作っていくと、
雰囲気の異なる和室の情景が作りやすくなるかもしれませんね。
今後の課題としておきます!
(また作業が進んだら、写真を載せようと思います!)
(補足資料)
以前、大阪・天満にある 「住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館」に行った時、
置き床を見ました。
こんな雰囲気です。
写真奥に釣り床があり、その下に置き床があります。
住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館
http://house.sumai.city.osaka.jp/museum/frame/0_frame.html
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