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今回は「庄屋さんの家」に属する納屋をご紹介します！

「　庄屋さんの家　納屋1　」

庄屋さんの家　納屋1　外観1

庄屋さんの家　納屋1　外観2

古い茅葺き民家などが残っているような地方へ行くと、

たいてい大きな庄屋さんの家があったりして、

母屋を中心として多くの付属建物に囲まれた佇まいをしています。

その付属建物の一つに納屋があり、

農作業に使用する乗り物や道具類を収納したりしてます。

こういった付属建物がよりいっそう田舎の風景を際立たせてくれる

貴重な存在でもあると思います。

建物の作りは単に屋根を乗せただけの吹きさらしの小さな規模のものから、

壁や扉で囲まれた大きな規模のものまで様々。

豪農の家は別としてたいてい簡素なつくりをしています。
装飾的なものも極力廃され、壁面もしっくいなどを塗らずに
土壁のまま残しているところも良くみられます。扉や窓なども簡素なものが多い様です。
ガラス窓も入れずに格子だけ付けていることもあります。

庄屋さんの家　納屋1　外観正面

大きな茅葺き屋根が特徴的です。

今回制作した納屋も極力簡素なものにしています。
壁は土壁にしっくいを塗って腰板で建物を覆い、
屋根も簡単な切妻の茅葺き屋根としてみました。
開口部の窓や扉にはガラスの建具を表現してますが、
それ以外は装飾的なものを入れないようにしました。

入口は引分戸。大きな道具も出し入れしやすくなっています。

庄屋さんの家　納屋1　外観裏面

納屋はもともと窓が少ないものですが、
今回の納屋は裏面のみ窓を付けてみました。
比較的大きめの引き違い窓で、内部に光が入ります。
格子を取り付けてもいいかも！

庄屋さんの家　納屋1　外観側面
側面には窓はなく、しっくい壁と腰板のみです。
規模は小さめですが堅牢な感じがします。

庄屋さんの家　納屋1　屋根1
茅葺き屋根は簡略化して葦スダレを使用。
棟部分は杉皮を使用しています。
屋根が取り外せるようになっています！！

庄屋さんの家　納屋1　屋根2

茅葺き屋根のつくりを裏返して見てみました。
簡略化していますが、構造もなるべく再現。
白い三角の部分は漆喰を塗り込めています。

庄屋さんの家　納屋1　内観1

たいていの納屋は土間敷で、土を固めた床になってますが、
今回の納屋も同様の土間敷きにしてみました。
なかなか雰囲気が出ております。

内部の壁には農作業道具などを掛けておく場所があり、
ミニチュアのクワをかけたりして楽しめます。

庄屋さんの家　納屋1　内観2

庄屋さんの家　納屋1　内観3

庄屋さんの家　納屋1　内観4

昔ながらの農作業の道具を並べてみました！
すべて手作りです。
かわいらしいでしょ（^^）
若い人は見たことないものも多いのではないかなあ。

一通りご紹介したところで、
いつもの「ウォークスルー（人の目線で歩いてみる）の巻」！！

今回は新しくできた納屋に、
農作業の道具を運び込む様子です。

昨日できたばかりの新しい納屋を使うということで、
庄屋さんの家は、
早朝からみんなウキウキです（^^）

おーい、みんな、
今日は納屋に道具運び込むぞ！
ちょっと来てくれー！

ガラガラ、
扉をあけると、新築の木の香り。

おー、
中は広いねえ。
前の納屋は少々狭かったから、
嬉しいねえ。

おーい、みんな、
こっちに来てくれ。
ここにクワ、ここに脱穀機を置くぞ。
それから、ここには○○。。。
庄屋さんの指示が飛び交います。

よし、
みんな作業に取り掛かろう！
ケガしないように気をつけてなー！

「ヨイショ、ヨイショ」
みんな一生懸命運んだので、
あっという間に終わりました！

みんな、ご苦労さん（^^）
ありがとう。
明日からバリバリ働こう！！
じゃあ昼ご飯にしようかー！

というわけで、
またみんなの結束が強くなった
庄屋さんの家なのでした！

製作メモ

この納屋模型の大きさは、
幅　　約35センチ
奥行　約30センチ
高さ　約30センチ
ちなみに製作期間はおよそ半月。