次は内部の様子をみてみます。
屋根をはずした民家を上からのぞいてみました。
内観1
左下の部屋が「座敷」、
左上が「仏間」(あるいは寝室)
中下が「次の間」
中上が「茶の間」
(田の字にならんでいるので「田の字型」)
右側に細長く「土間」
右下隅に「家畜小屋」(牛や馬)
左下が縁側、右下が玄関になっています。
梁(はり)材は取り外すことができます。
ちなみに各部屋の天井は作っていません。
(基本的に遊べるミニチュア民家を目指しているためです。
接着してしまわないで取り外せる天井も考案してます。)
模型全体を横に向けてみてみました。
座敷側から土間側をのぞむ写真です。
部屋と部屋の間にある建具の様子も少しみえますね。
障子やふすまがたくさん見えます。
ちょっと斜めからのぞいてみると、
さらに内部の様子が分かりやすいですね。
写真手前が座敷、奥が土間になります。
土間側から座敷側をのぞむ。
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内部の様子をさらに拡大してみました。
土間から次の間、さらに奥の座敷へと続きます。
写真左側には縁側があって、
庭をながめることができますよ!
すべての建具が動くようにできています。
畳部分は畳屋さんからもらってきました。
お座敷の床の間の様子。
床柱や違い棚もそろった立派なお座敷です。
床の間には掛け軸が、、
これは茶の間から奥に向かって仏間にかけての拡大です。
一番奥の押入れのような部分に仏壇がおかれていますね。
この部屋は寝室としても良いですね。
写真右側に窓があるので、
明るい作りになっています。
ここは土間の奥にある台所。
台所のおくどさん(かまど)や銅板加工の流しも再現していて、
かなりかわいらしい。
他の家具や生活用品もそろえたくなってきた。
これは「おくどさん(かまど)」。
火をおこしてご飯を炊いたり、調理するところです。
昔の家はとくに、こういった火を扱うところに
神様を祭る風習があったようですね。
(いまでも残っている地域はたくさんありますが。)
いまでもお札を貼ったりしますが、
そういった風習の名残でしょうね。
これは玄関脇の家畜小屋。
今回の民家模型は土間が狭いこともあって、
この家畜小屋も狭いですが、
実際はもっと広い家畜の世話用スペースをとっている民家が多いですね。
ひと昔前までは牛や馬といった農耕を手伝ってくれる家畜が
一家を支えていたこともあって、
非常に大切にされてきました。
まさに家族同然だったんですね。
だから家の中の一番良い場所(日当りなど)が
家畜のために充てられていたそうです。
地方の農村地域に残る古い民家などに、
こういった家畜を休ませる部分が残る民家があると思います。
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