棟(屋根頂上部)の装飾部分の削りだしと成形です。
まず、棟部の形を彫刻刀で整えておきます。
側面に線を書きます。
鬼瓦の大きさにもよりますが、
今回は約5等分になるように線を引きます。
一番下の線の部分に切り込みを入れて、
平部との境目部分に段をつけるために
削りだします。
どんどん削っていきます。
次に一番上にくる丸瓦の線を書きます。
丸瓦の重なりを表現するために、
少しずつ削っていきます。
下の「のしがわら(丸がわらの下に何段か重なる瓦のこと)」の
割り付けの線に沿って切り込みを入れ、
段が分かるように少し削っておきます。
削るとこんな感じになります。
少し荒れている部分は、後で修正するので気にせずにおきます。
全体にヤスリがけをしてデコボコを修正し、
下塗り塗料(ジェッソ)を塗る作業に続きます。 |